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ネットなどで物件を探していると、種別が”アパート”や”マンション”などと選ぶことができます。
物件資料にも”賃貸アパート”や”賃貸マンション”などと表示されていますよね?
その時、物件をどう探していますか?
「家賃が高そうだから、このチェックは”アパート”かな?」
「アパートだと音漏れがすごそうだから、ここは”マンション”に絞って検索かな?」
「”アパート”だと、なんか古そうだから”マンション”がいいな。」
なんて、判断基準になっていませんか?
実は、その基準で「アパート」or「マンション」を選ぶのは間違いなんです!
そのチェックひとつで、もしかしたらいい物件を見逃しているかも…
そんなことにならないように、”アパート”と”マンション”の違いについて知っておきましょう^^
目次
1.何がどう違う?アパートとマンション
まず始めに、その違いは建物の構造です。
築年数や家賃や、防音性は全く関係ありません。
マンションより優れた、防音設備があるアパートもあるし、古くて家賃が安いマンションだってもちろんあります。
なので、”アパート””マンション”で区別するのではなくて、「建物の構造」で判断してください^^
ただ、この「アパート・マンション」と分けるには、明確な決まりがないんです。
この建物をどう呼ぶかは、不動産屋さんやハウスメーカー、不動産物件の検索サイトなどの
それぞれの企業の社内規定で分けられています。
ただ、木造をマンションと表示したり、鉄筋コンクリート造をアパートと表示したりはありません。
気をつけてみるポイントは、軽量鉄骨造の建物。
大手のハウスメーカーの集合住宅は、軽量鉄骨造の建物も多く、そこでは「マンション」と表示されているんだとか。
なので、違いがあるとしたら、”軽量鉄骨造”がアパートになるか”マンション”になるかの差くらいのようです。
では、その構造で何が違ってくるのかが気になりますね。
2.アパートとは?
一般的に、「木造」か「軽量鉄骨造」の2階建てまでの建物のことを指します。
※どちらも「アパート」です^^
2-1.木造と軽量鉄骨造とは?
土台や柱、梁、桁などといった建物の主要構造部材を、木材を使って造る建物のこと。
そして、部材の1部が軽量鉄骨で、材料を工場で作り現場で組み立てるのが、軽量鉄骨造。
どちらも、耐久性にそれほどの差はないとされています。
2-2.木造と軽量鉄骨造のアパートは?
特徴としては、もしも万が一火災など起こってしまった場合は、燃えやすい造りになります。
防音性は、マンションに比べると低い建物が多くなります。
建築費用はマンションよりもかからないため、同じ時期に同じような部屋の造りであれば、家賃は安く設定されています。
3.マンションとは?
※どちらもマンションです^^
鉄骨造、重量鉄骨造、鉄筋コンクリート造などの堅固な構造の建物で、3階建て以上の建物を指しています。
マンションの構造は、使っている材料によって分けられます。
3-1.マンションの違いは?
よく、アルファベットで表示されているのを見たことはありませんか?
マンションで一番多いのが「RC構造」と言われるものです。
これは「鉄筋コンクリート造」のことで、鉄筋とコンクリートによる建物。
それぞれの弱い部分をカバーし合っているため、強度が優れた建物です。
次に多いのが「S造」と言われる「鉄骨造」の建物です。
これは、柱や梁などの部分に鉄骨を使用していて、建物の重量自体はRC造に比べ軽いため、
強風や地震などの揺れに影響されることが多いです。
そして最後に「SRC構造」と言われる「鉄骨鉄筋コンクリート造」の建物です。
これは、名前から想像がつくように、「鉄筋コンクリート」と「鉄骨コンクリート」のよさを取り備えたもので、タワーマンションのように高層マンションでよく使われる構造です。
コストは、この3構造の中では一番かかるものになります。
3-2.マンションの特徴は?
こういった構造でできているマンションは、火災に強く、防音性も高いものが多くなります。
そして建築コストも高い分、同等のアパートに比べたら家賃が高くなります。
そして、エレベーターがついていることもあるので、家賃の他に「共益費」などもかかったりする場合が多いでしょう。
4.まとめ
「アパート・マンション」には明確な定義がないので、極端な話、何と呼ぶかは、物件を紹介している業者次第。
でも、ほとんど業者は、木造や軽量鉄骨造の2階建て程度の建物を「アパート」とし、鉄骨やコンクリート造の3階以上の建物をを「マンション」とし区別しています。
差があるとしたら、「軽量鉄骨造」をアパートとするかマンションとするか。
構造とその構造のポイントを押さえておけば、正直どちらでもいいといったところですよね^^
なので、アパート・マンションで区別して物件を見るのではなくて、「構造」をしっかり確認し探していってみてくださいね。
「マンション」より家賃の高い「アパート」もあります。
「アパート」より古い「マンション」もあります。
是非、呼び名ではなく建物の構造で見分けて、自分の合った物件を探してみてくださいね^^
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^