(この記事は2018年12月に更新しています。)
「この前、入居の申込みをしたアパートをキャンセルしたい。キャンセルはできる?キャンセル料はかかる?」
そんな疑問をお持ちではないですか?
はじめに結論からすると
どんな段階でも、「キャンセル」はできます。
気になるキャンセル料は、あなたの契約状況が今どの段階かによって違います。
今は、借りたいと思った部屋が見つかって「申込み」をした段階ですか?
それとも、申込みも終わり、契約書にハンコを押した後ですか?
まず、部屋を借りるまでの一般的な流れから、ご説明していきます。
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目次
1.賃貸の契約までの流れは?
①賃貸物件の紹介
②気になる物件の内見
③気に入った物件へ申込み
④入居審査(管理会社、保証会社、大家さんと物件により審査基準が違います)
⑤審査通過
⑥契約日や入居日を確定(契約書に記載するため、家賃等の発生日を確定させます)
⑦契約書を作成
⑧契約の説明
⑨契約締結、初期費用の支払い
⑩鍵の引き渡し、入居
多くの場合、このような流れで入居まで進めていきます。
2.キャンセル料はいつからかかる?
上記でご説明した流れからいくと、⑧まではキャンセル料が発生しない場合がほとんどです。
つまり、契約内容の説明を受けたけど、契約書にサインもハンコも押していない段階までということです。
そして、⑨以降であると、「キャンセル」ではなく「契約の解除」になります。
わかりやすくは、借りていた部屋を退去する時と同じような扱いです。
なので、費用がかかるとしたら、「キャンセル料」ではなく「違約金」といった場合が多くなるでしょう。
「1日も住んでいなくても?」
「鍵ももらってないのに?」
契約書にサインし、ハンコを押したらもう契約が成立しています。
なので、その契約書にある通りの費用が発生することが多いでしょう。
例えば、〇ヵ月以内の退去の場合に発生することがある「早期解約違約金」や、契約書の作成後のため「事務手数料」などがあります。
契約が成立している以上、契約内容に沿って支払う必要が出てくる場合があるでしょう。
他にも、初期費用で支払った礼金や、仲介手数料が返金されるかどうかは、不動産会社や大家さん次第といったところです。
2-1.賃貸のキャンセル料はいくら?
契約前の段階では「キャンセル料」はかからない場合が多いでしょう。
もしあるならば、入居申込みの段階で何らかの説明があるはずです。
3.賃貸のキャンセルはいつまで可能?
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実際には、契約締結前であれば、いつでもキャンセルすることができます。
その後はキャンセルではなく、契約の解除になります。
3-1.キャンセルに正当な理由は必要?
実のところは、どんな理由だろうとキャンセルは可能です。
もちろん中には、借りたい気持ちはあっても、どうしても借りられない状況になってしまう方もいるでしょう。
反対に、他に良い部屋が見つかったからといった理由でキャンセルする方だっています。
キャンセル理由を聞かれることはありますが、その理由が「”正当な理由”と言えなければキャンセルできない」などということはありません。
ただ、部屋探しから始まり契約に至るまでの流れの中では、大家さんに不動産会社が家賃交渉をしていたり、入居できるよう交渉したり、他の内見希望者を断ったり、契約書を作ったりと、あなたの入居に向けていろいろと準備を進めています。
なので、「キャンセル料もなくキャンセルできるなら、とりあえず入居申込みしておこう!」ではなく、入居を前提に入居申込みをしましょう。
3-2.部屋の仮予約
「とりあえず入居申込みができないのなら、予約をしておきたい」
実際に、そういった希望をされる方も多くいます。
ゼロではありませんが、数週間以上など”予約”できる場合は多くはありません。
繁忙期となれば、ほとんどの不動産会社で予約は受け付けていないでしょう。
それ以外の時期であれば、不動産会社によっては、2~3日なら可能な場合もあります。
予約に関しては、不動産会社や大家さんによって違うため確認が必要です。
3.まとめ
どの段階であっても、キャンセルは可能です。
もし、入居の申込み前にキャンセル料の説明を受けたのであれば、費用が発生する場合があります。
そして、契約書にサインしハンコを押した後は「キャンセル」ではなく「契約の解除」となってしまうため、
契約内容に沿って、違約金や事務手数料などの費用が発生する場合があります。
それ以外にも、契約の解除となれば、初期費用の一部が返金されない場合もあるため注意が必要です。
電話1本で簡単にキャンセルはすることは可能ですが、不動産会社や大家さんなどが準備を進めています。
もし、どうしようもない事情でキャンセルしなければいけなくなったら、わかった時点で早めの連絡を・・・
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