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進路を決める時、第一優先が「どうしても一人暮らし!」と思った方いませんか?
実は私がそのひとりで、親からぶつけられるであろう課題に先回りし、解決策をパッと提示できるよう用意を進めたことがあります。
用意と言っても、何も荷造りをするとかいうわけではなく、例えば「アパートを借りる時、いくらかかるか知っているのか?」と来た時に、
「こういう感じのアパートなら、いくらだよ」と答えてやろうと思ったんです(笑)
親の立場となった今は、「そんな浅はかな考えは甘い!」としか言いようがありませんが…(笑)
その当時は高校生。アパートを借りる時の知識なんて1ミリもありません。
しかも、その当時はネットなんて普及していなかったから、情報誌で見ていました(古)
そんな時に見つけたのが「家電家具付き!敷金礼金0円!」の文字。
もちろん、敷金と礼金なんて、なんの費用かもわからない、ただ借りる時に必要なんでしょ?レベル。
その程度のものなので、ただ単純に「これってもしかして、お金がかからずアパートを借りれちゃう?」
っていう期待感に、もうドキドキしていたのを覚えています。
そして、気になるあまり、その物件欄に書いてある不動産屋さんに電話してみたんです。
問い合わせは、まぁこんな感じ。高校生ですからね…
「あの…雑誌で見て、敷金礼金が0円って書いてあるんですが、借りる時には何もかからないってことですか?」
今思い返してみると、その電話を取った担当の方「はっ?!」って感じだったでしょうね^^;
その後は、ご想像通り秒殺で現実をたたきつけられたわけです。
と、前置きが長くなってしまいましたが、今も「家電家具付き・敷金礼金0円」の「レオパレス」の
初期費用について、その内容を解説していきたいと思います。
これを読めば、「この項目の費用は、そういう費用だったんだ~」と納得できるはずです^^
では早速いってみましょう!
目次
1.レオパレスの初期費用の項目
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最近のレオパレスの初期費用ってどんなもんなんだろう?と、HPを見てみました。
今は料金一括前払い制なんてあるんですね。
実際に見つけたのがこちらです。
例えばHランク物件のお部屋を1年間利用した場合にかかる費用の一例(1名で入居の場合)
マンスリー手数料 ※1
133,488円
部屋利用料
749,088円
基本清掃料 ※2
19,440円
環境維持費 ※3
6,480円
ライフサポートサービス [1年分]※4
46,008円
鍵の交換費 [ご契約時のみ]※5
10,260円
インターネット利用料 [1年分](オプション)※6
27,216円
抗菌施工費(オプション)※7
17,712円
入居後
0円
合計 1,009,692円
※水・光熱費 不要
※家具・家電付
※ランクはA~Zまで26種類あります。
※上記はお見積もりの一例です。
※1:マンスリー手数料とは契約時に必要な手数料であり、キャンセルされた場合でも返金の対象とはなりません。
※2:1室30日あたり1,620円(税込)を一括にてお支払いいただけます。入居者の故意・過失による物件・設備への損傷が生じた場合、退室時に基本清掃料とは別に補修費用が必要となる場合がございます。
※3:環境維持費とは地域清掃・下水清掃に関わる費用や自治会・町内会費等の費用に充てられるものです。30日あたり540円(税込)を一括にてお支払いいただけます。
※4:ライフサポートサービスとは、火災保険等を含む入居者総合サービスです。30日あたり3,834円(税込)の一括前払いとなります(火災保険加入必須)。
※5:鍵の交換費とは利用者入居時の鍵交換に要する費用に充てられるもので、お部屋利用契約時に10,260円(税込)をいただきます。ただし、入居するお部屋が新築物件の未入居部屋に限り、鍵の交換費は不要です。
※6:月額2,268円(税込)でインターネットをご利用いただけます。ADSLまたはISDNの物件はインターネット利用料不要です。(オプション)
※7:抗菌施工費とは、より快適にご入居いただくために室内における細菌の増殖を抑止することを目的とした施工費用です。(オプション)1LDK以上、かつ40㎡以上の物件は23,112円(税込)となります。その他、光触媒プランもご用意しています。
※浴室換気乾燥機付きのお部屋をご利用いただく場合、設備負担金としてマンスリープランは30日あたり540円(税込)をお部屋ご利用時に利用期間分一括でお支払いいただきます。
実際のものは、こちらから確認できます。
出典:レオパレス21
まずは、”Hランクの物件”の部屋については、ランクがA~Zまであり、部屋の内容により料金が違います。
Hランクは、全ランクの中で標準的な部屋のようです。
では料金について、項目を上から順にみていきましょう!

1-1.マンスリー手数料とは?
詳細項目に「マンスリー手数料とは契約時に必要な手数料であり、キャンセルされた場合でも返金の対象とはなりません」とあります。
一般的な賃貸借契約の初期費用の中で、契約時に必要で、もしキャンセルとなった場合に返金されない費用は、
大家さんへの「礼金」と不動産会社に支払う「仲介手数料」があります。
50,000円の部屋を借りたとして、かかるのは礼金1ヵ月分(一般的に多い)の50,000円と仲介手数料54,000円(上限が家賃1ヵ月分+消費税)になります。
合計で104,000円の計算です。
1-2.部屋利用料とは?
これは一般的に言う”家賃”×12ヵ月分が、これに当たります。
この場合だと、1ヵ月分の家賃は、単純計算すると62,424円になります。
ただこの部屋利用料には家賃の他に、次の費用も含まれます。
- 水道・光熱費
- 家具、家電のレンタル費用
その他には、地域により駐車場など必要となる場合は、別途かかります。
月割にしてみると比較することができ、検討しやすくなるのでオススメです。
1-3.基本清掃料とは?
詳細項目に「1室30日あたり1,620円(税込)を一括にてお支払いいただけます。入居者の故意・過失による物件・設備への損傷が生じた場合、退室時に基本清掃料とは別に補修費用が必要となる場合がございます。」となっています。
この費用は、一般物件の契約では、敷金の中から清算されることの多い「ハウスクリーニング費用」と言ったところでしょう。
1Kのハウスクリーニング費用は20,000円前後が相場のようです。
19,440円というのは相場の価格と言えます。
1-4.環境維持費とは?
詳細項目によると「環境維持費とは地域清掃・下水清掃に関わる費用や自治会・町内会費等の費用に充てられるものです。30日あたり540円(税込)を一括にてお支払いいただけます。」となっています。
いわゆる「町内会費」でしょう。
その費用としてなら、妥当とも言える金額です。
ただ、単身用のアパートの場合加入しない方や、大家さんが、入居者の分もまとめて支払っていたりすることもあるので、一般の契約の場合は必ずかかる費用ではありません。
そして、町内会費であれば消費税はかからないため、540円そのままが町内会に渡っているわけではないことが予想されます。
1-5.ライフサポートサービスとは?
火災保険等を含む、入居者の総合サービスとなっています。
30日あたり3,834円かかり、入居前に1年分を一括払となり、約46,000円。
この入居者の総合サービス内容にもよりますが、火災保険の1年契約は相場で大体10,000円前後。
それと比較したら、ちょっと高いかなと印象を受けます…
1-6.鍵の交換費とは?
項目名の通り、「鍵交換代」になります。
一般の契約であれば、入居者が変わる都度交換するかしないかは、管理会社や大家さんの考えにより違ってきます。
ただ自己申告になるので、実際には隠し持たれていても、管理会社や大家さんはわからない部分です。
その点では、しっかり鍵交換をしていること、費用も妥当な金額ということで、問題ありません。
しかも、新築に一番最初に入る入居者は不要というのも、良心的でうれしいですね。
1-7.インターネット利用料とは?
オプションで選べるインターネット利用時に必要な費用になります。
もちろんネットを使わないから不要ということなら、かからない費用です。
一般のアパートでは、入居者自身で契約し、利用料を支払う場合が多いものになります。
アパートの世帯数や、アパート自体への引き込み工事等の関係で、選べる回線が限られることもあるため、月々の費用も割高になる場合もあります。
それと比較し、レオパレスのインターネット利用料は、、1ヵ月あたり2,268円となっているためお得に利用できます。
1-8.抗菌施工費とは?
これもオプションで選べるものです。
名称は不動産屋さんにより違いはありますが、入居前にオプションで行っている不動産屋さんも多いのではないでしょうか。
私が勤務していた時にも、オプションとしてオススメしていたものです。
レオパレスの施工を見たことはありませんが、作業としては大体同じだと考えています。
その方法は、薬品を霧状にし噴射できる専用機械に入れ使用し抗菌消毒を行います。
部屋だけではなく、クローゼット内やシンクの下の戸棚、トイレやお風呂などにも散布します。
施工方法や使う薬品などに、もちろん違いはありますが、依頼しても悪くはないオプションです。
1-9.浴室換気乾燥機費用とは?
この一覧には含まれていませんが、項目の詳細に「浴室換気乾燥機付きのお部屋をご利用いただく場合、設備負担金としてマンスリープランは30日あたり540円(税込)をお部屋ご利用時に利用期間分一括でお支払いいただきます。」とあります。
これはただ単に、浴室換気乾燥機能を使うと、付いてない部屋よりも電気代がかかるということでの上乗せ金といったところです。
2.一般的な物件との比較
2-1.費用
では、仮に1ヵ月の家賃が60,000円のアパートを、一般的な契約で借りた場合と比較してみます。
比較になるように1年間でどのくらいかかるかを計算します。
条件は下記内容とします。
■家賃:60,000円
■敷金:1ヵ月 ■礼金:なし
■火災保険(1年契約):9,000円
この場合の初期費用は、次のようになります。
敷金60,000円
前家賃60,000円
仲介手数料64,800円(税込)
火災保険9,000円
合計193,800円
これを1年間で計算してみると
1年分家賃720,000円+敷金60,000円+仲介手数料64,800円+火災保険料9,000円=853,800円
※単純計算ではこうなります。
この費用の他に、
■水道・光熱費=1人暮らしの場合、月平均(各)2,000~3,000円程なので、1ヵ月6,000~9,000円程度といったところです。
■インターネット料:3,000~4,000円程度(集合住宅用のプランを利用)
これが毎月かかる費用とした場合、一般物件では
1年間で961,800円~1,006,800円かかることが分かります。
1年間にかかる費用
レオパレス:1,009,692円
一般物件:961,800円~1,006,800円
※あくまでも、一例になります。別タイプの部屋や、契約形態、家賃により金額に差が出る場合があります。
そして、退去の際にもレオパレスと一般物件では異なる点があります。その差は次のようになります。
・ハウスクリーニングだけで済む場合は追加請求なし
・原状回復費用がかかる場合は、別途支払いが必要
・ハウスクリーニングだけで済む場合は敷金から差し引かれ、差額分が返金される
・全ての契約に鍵交換費用が必要とはならず、必要であれば敷金から清算される
・原状回復費用がかかる場合は、敷金から清算され、それでも足りない場合は請求される
どちらの場合も、不足分は請求されることになります。
違うのは、一般物件の場合は、まずは敷金から清算され、差額が請求されるか返金されるかということです。
2-2.家電家具
部屋が用意できても、それだけでは生活できませんよね。
最低限、必要な家電や家具が必要になります。
他には、レンタルを利用するという方法があります。

3.まとめ
レオパレスの初期費用の仕組み、わかりましたか?
敷金や礼金、仲介手数料などと言った費用がなくても、別名でそれに充当されるような費用がかかっていることがわかります。
どちらが良い・悪いではなく、借りる目的に合わせて、自分に合った部屋や契約形態を選択することが大切です。
そして、同等のタイプの部屋であればそれほどの差はないこともわかりました。
レオパレスにするか、一般物件にするかで選ぶのではなく、部屋探しのコツをつかんで、あなたに合った部屋を選ぶことがオススメです。
後まで読んでいただき、ありがとうございました^^