フリーレント契約って知っていますか?
ここ数年は、結構浸透してきているので、知っている方も実際に契約した方も多いのでは?
簡単に言えば、「数ヵ月分の家賃をサービス」する契約のこと。
お得でしかないように思える「フリーレント契約」ですが、意外な注意点も!
今回はそんな、賃貸の「フリーレント契約」についての話です。
1.フリーレント契約とは?
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入居して数ヵ月間の家賃無料という契約形態です。
一般的なその無料期間は、月途中入居の場合の日割り家賃~3ヵ月分程度という場合が多いです。
中には半年も無料なんて場合もあります。
その期間は物件によって違うので、その都度確認してくださいね^^
2.フリーレント契約の物件が多くなる時期は?
「こちらの物件はいつでもフリーレントです♪」という物件よりも、ある一定の時期にフリーレント契約物件にすることが多いでしょう。
その時期とは、引っ越しシーズンで、繁忙期を迎える1~3月や、転勤の時期でもある9~10月の後。
繁忙期に入居者が決まらなかった物件は、何かとサービスを付けて、何とか入居してもらおうと考える大家さんも多く、管理会社や不動産屋も、そういった提案をします。
そのサービスのひとつになるのが、「フリーレント契約」です。
その時期に引っ越しや部屋探しをされる方は、お得ということですね^^
3.フリーレント契約のメリットとデメリットは?
でも、どんなことにもメリットとデメリットはつきものです。
メリットばかりが目につきますが、デメリットもしっかり確認しておいてくださいね。
3-1.メリットは?
最大のメリットは、なんと言っても家賃が、数ヵ月無料になるということ。
そして、契約時の初期費用も抑えらえれます。
通常であれば契約時に、翌月分の家賃と月途中の入居であれば、日割り家賃も支払う必要があります。
フリーレント契約では、これがかからないということです。
3-2.デメリットとは?
数ヵ月家賃を無料にするのは、大家さんにしてみればデメリットですよね?
もし、その無料期間で解約されたのでは、尚更負担が大きくなります。
それを避けるために、一定期間内に解約した場合は、違約金の支払いやフリーレント期間中の家賃の支払いを条件とされることがほとんどです。
どうしても解約しなければいけない事情ができたら、仕方のないことですが、お得に借りたはずなのに、反対に負担になってしまいます。
他にも、長い期間住み続けた場合の、家賃の総額です。
フリーレント契約にするのは、家賃を下げない代わりにという部分があります。
例えば、10万円の家賃の物件を契約した場合です。
【フリーレントで3ヵ月分家賃無料】
1年間…家賃支払い90万円
3年間…家賃支払い330万円
5年間…家賃支払い570万円
※5年間で総額は同じになります。
6年間…家賃支払い690万円
※6年目は6万円ほどの差が…
10年間…家賃支払い1,170万円
※10年目では30万円。この先はもっと差が開きます。
【家賃の値引き交渉で月々95,000円】
1年間…家賃支払い114万円
3年間…家賃支払い342万円
5年間…家賃支払い…570万円
6年間…家賃支払い684万円
10年間…家賃支払い1,140万円
1人暮らしであれば、10年間も同じところに住み続けるのは、現実的ではないかと思いますが、ファミリータイプの物件であれば、長く住み続ける方も多いはずです。
フリーレント契約の場合は、長く住めば住むほど、総額的に負担が大きくなります。
逆に2~3年の予定なら、フリーレント契約の方が断然お得ですね(笑)
4.まとめ
ここ最近増加しているフリーレント契約は、一定期間の家賃が無料になるという契約形態のこと。
入居者を早く決めたいといった大家さんや管理会社、不動産屋の対策で、フリーレント契約になる場合がほとんどです。
借主にとって、最大のメリットは家賃が数ヵ月かからない、契約時の初期費用を抑えられること。
デメリットとなるのは、契約期間の縛りを設定している場合が多く、その期間内に解約となれば、違約金やフリーレント期間中の家賃の支払いを求められることがあります。
また、長く住むのであれば、家賃の値引きをしてもらった方が、お得になることもあり、短すぎず長すぎず借りたいという方には、オススメの契約になります^^
もし、繁忙期に入居を逃してしまった物件であれば、「フリーレント契約になりませんか?」と交渉してみるのもありです^^
これから、お部屋探しをされる方の役に立てたらうれしいです♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^
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