6/26(火)に放送された「幸せ!ボンビーガール」
石川県から上京する「上京ガール」のお部屋探しの様子が取り上げられていました。
結果、上京ガールも納得の物件を見つけることができました。
今回のお部屋探しは、上京ガールが細かい希望条件を伝えたこと、そして営業マンがそれをくみ取り、整理し物件を選定したことで、納得のいく物件が見つかったのではないかと思います。
どんなことが、いい結果に繋がったのかをまとめていきたいと思います。
目次
1.希望条件をしっかり伝える・聞き出す・整理する
どこの不動産屋さんに行っても、聞かれる「希望条件」
希望条件は、とことん伝えた方が理想の物件に出会えます。
あり得ないような条件でも、どんどん出していきましょう^^
ただ、大事なのは希望条件に優先順位をつけること。
そして、何がなんでも絶対譲れない条件を3つくらい決めておくことです。
伝えること、営業マンから聞き返されることで、希望条件と実際の物件の現状を知り、整理することができます。
と、TVから話しが逸れてしまいましたが、そんな視点で見ていても営業マンの対応はとても良かったと思います。
1-1.上京ガールの希望家賃
1K、1DKの新宿区の家賃相場は8万9000円とされる中、希望家賃は50,000円。
広さも築年数もセキュリティーにもこだわらない分、家賃の上限は絶対的な条件のひとつ。
優先順位をしっかり決めています。
希望家賃で、3物件が紹介されました。
1-2.紹介された物件
- 物件A:築年数が古い、お風呂なし、トイレは共同の42,000円の物件
- 物件B:新宿だけど部屋は3帖、お風呂・トイレ、洗濯機は共同のシェアハウス 55,000円と予算オーバーだけど光熱費込み。平均してそれぞれ(電気水道ガス)各3,000円程かかる光熱費が込みの物件
- 物件C:希望エリアから少し離れたマンションで、お風呂もトイレも各部屋にあり、家賃は少しオーバーの52,000円の物件
この物件の選定、上手だな~と思いました。
営業マンは、物件Cに決まることは、始めからわかっていたと思います。そのワケは後ほどご紹介します^^
2.それぞれの物件の特徴
2-1.物件A
築59年で、1階に大家さんが暮らしている物件。
心配になるのは、その耐震性ですが…

その他にも、共用玄関に共同トイレ、和式の昭和感漂う佇まいです。
ただ、希望の新宿まで電車で4分、最寄り駅まで徒歩7分と場所は理想的でもあります。
部屋には、キッチンとも洗面台とも取れる水道が付いていて、横のスペースにはIHを置いてる使うことも可能だとか…(電源はどこから取る?電力は足りてる?と思ったことは置いておき…(笑))
居室は、和室をリフォームしたフローリングといったところ。
押入れもあり、4.5帖と、居室はなかなかの物件でした。
2-2.物件B
新宿にあるシェアハウス。
鍵付きの共用玄関から入り、共同のシャワー室にトイレ、共用キッチンもあり、必需品と言える家電付。
コイン式の洗濯機も共同で使えます。
居室はなんとも言えない高床式(?)
玄関から続く土間部分が奥まであり、そのスペースとフローリング部分を合わせて3帖という居室の狭さ。
いくら土間が奥まで広いと言ったって、這って入ることしかできずに、いまいち収納としての機能を持たないような、何とも言えない空間でした。
実際に座ったり、寝たりできるのは1.5帖ほどのスペース。
床が上がっている分天井は低く、恐らく天井までは2mほど。
魅力的なのは、繁忙期を過ぎているためか「1ヵ月フリーレント」物件でした。

2-3.物件C
言うまでもなく、上京ガールが決めた物件がここです。
希望するエリアからは少し離れますが、それでも乗り換えなし、11分で新宿まで行ける場所です。
物件はマンションで、入り口には集合ポスト付。

部屋も、一般的と言える専用キッチン、お風呂、トイレに洗濯機置き場付きです。
家賃は2,000円程予算オーバーしてしまいましたが、会場もこの決断に安心しているようでした^^
3.提案物件は営業マンの戦略?
私が以前、不動産屋さんで仕事をしていた時、物件を紹介する時は、次のような方法は成約率が上がると指導を受けました。
- 紹介する物件は最低でも3物件
- 決めたい物件(オススメ物件)とその物件を引き立てる物件と完全に当て物件の3物件
- 内見する順番を組み立てる
希望の条件を聞いていると、場所よりも家賃ということで、営業マンはエリアを広げ、紹介する物件のひとつに”物件C”を選びました。
「話を聞き、総合的に判断すると物件Cがオススメです」とだけ紹介されても、なかなか決断まではできないものですよね。
そのためには、物件Cのどんな部分がオススメなのかがわかるように、実際に見て判断できる比較物件が必要です。
築年数も狭さも気にならない、あくまでも家賃と場所優先だった上京ガールだったため、その条件を元に選んだら「これ」という物件が比較物件になっていました。
物件Aは、古く風呂トイレなし。でも希望エリアで家賃も格安でした。
次は、3帖の狭さだけど新宿区内のシェアハウス。希望する条件で、上京ガールから「シェアハウスでも大丈夫」ということから選定され、「この場所のシェアハウスはこんな感じ」という現実を、自分の目で見てもらったのではないでしょうか。
希望する場所で、希望家賃では、古い・共同・狭いだった物件の後に内見したのが、一般的とも言える物件。
希望エリアからちょっと離れたマンションでしたが、それが気にならないほど魅力的な物件に見えてきます。
最後に案内したことで、よりいい物件に見えることは間違いなく、これまでみた物件との差が、予算に2,000円プラスすることで埋まるなら…と思ってしまうはずです。
探しに来てくれる方の希望に沿えるような物件を紹介することは大前提ですが、不動産屋さんにも「決めたい物件」があるということです。
管理している物件や、新しく獲得したばかりの物件、それに他の業者と競っているような物件もあれば、大家さんが好きで、早く決めてあげたい物件もあれば、決めたら管理を任せると言われている物件だってあります。
そんな背景を知り、お部屋探しをするのも楽しいかもしれませんね(笑)
4.まとめ
「幸せ!ボンビーガール」で放送された内容と、不動産屋さんの諸事情についてまとめてみました。
理想的な物件に出会うには、営業マンにしっかり希望条件を伝えることです。
そして、その条件に優先順位をつけ、絶対譲れない条件を3つほど決めておくことが大切です。
不動産屋さんは、条件を聞き出すのも、物件を選定するのもプロなので、戦略に乗っかり過ぎず、自分の目で見て判断してくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^