(2020.5.15更新)
固定資産税の納期はいつ? 固定資産税の支払いが納期までにできなかったらどうなる?
コロナによる猶予や免除はある? 固定資産税をクレジットカードで支払うことはできる?
スポンサーリンク
目次
1.固定資産税の納期(支払時期)はいつ?
実は納期(支払時期)は、各自治体ごとに条例で決められているため、お住まいの地域ごとにバラバラ。
ただ、共通することは、年4回に分けて納期が決まっていることです。
※一括で支払うことも可能
一例として、東京23区の令和2年度(2020年度)の納期は次のようになっています。
第一期:6/30 第二期:9/30 第三期:12/28 第四期:令和3年3/1 になります。
各市町村のHPでお知らせしていますので、そちらを参考にしてください。
2.もし納期までに支払いができなかったらどうなる?
この固定資産税は必ず支払わなくてはいけない税金です。
納期を過ぎると滞納扱いになり、延滞金が発生します。
延滞金は、納期限の翌日から発生します。
翌日から1ヵ月は2.6%、2ヵ月目以降になると、8.9%の延滞金がかかってしまうのです。
【固定資産税の延滞金】
納税額が10万円だった場合
納期限~1ヵ月は➡10万円×2.6%÷365日×30日で約213円プラスされます。
1ヵ月以内であれば、この程度で済みますが、支払いを拒み続けると、預金や給与、土地や建物も差し押さえることができるため、大変なことになりかねないことは覚えておきましょう。
ただし、どうしても支払いができないような状況になることは、誰にでも起こりうつことです。
そういった場合はどうすればいいでしょうか?
スポンサーリンク
3.固定資産税の支払いが、納期までにできなかったらどうなる?
まず早めに各自治体の担当窓口に相談にいきましょう。
必ず納期限が過ぎる前に相談に行くことが必要です。
相談に行く際は次のことに注意しましょう!
- 納期限前であること
- 納税する意志を持って
- 滞納してしまうかもしれないことを反省していることを伝える
そうすることで、さらに細かく金額を分けて支払うことができる分納が可能になる場合があります。
それには、まず第一に誠意を示し、早めに相談にいくことが必要です。
3-1.災害や病気などが原因の場合は?
こういった特別な事情がある場合は「徴収猶予」といったものが認められます。
これは1年間猶予してくれる制度です。この期間は督促もなく、もちろん給与や財産の差し押さえなどもありません。
3-2.新型コロナウイルスの影響で猶予や免除はあるのか?
そろそろ、支払いの通知が届いた方も多いかと思います。
何か、猶予や免除等の案内が同封されているかと思い開封したけど、いつもと変わらない案内にガッカリしてる方も多いのではないでしょうか?
企業に対しての対応策は取られていますが、個人の納税に関しては残念ながら例年通りになります。
スポンサーリンク
4.固定資産税はクレジットカードで支払い可能?
「今は手元に現金がないけど、カードの支払い時までには用意できるのに…」
「ポイントが貯まるなら、クレジットカードで支払いたい」
などと考えている方も多いのではないでしょうか?
実はクレジットカードでの支払いは可能です。
ただし、全ての地域ではありません。各自治体のHPや「Yahoo!公金支払い」などで確認することができます。
【クレジットカード払いのメリット・デメリット】
■メリット
・納付に行く手間や交通費がかからない
・現金を持ち合わせていなくても支払可能
・ポイントが付く ※カード会社により付与されない場合があります。
■デメリット
・手数料がかかる
・情報漏洩のリスクがないわけではない
4.まとめ
固定資産税の支払いは、一括か年4回に分けて納める必要があります。
納期期限は各自治体ごとに違うため、HPや納付書で確認できます。
もし、納期限までに支払いができなかった場合は、延滞金がプラスされ、それでも支払いをせずにいると、給与や預金、土地や建物など差し押さえられてしまいます。
必ず納付しなければいけない税金です。
それでも、どうしても支払いが困難な場合は、自治体窓口に納期限前に相談に行くことにより、さらに細かい分納が認められる場合があります。
病気やケガ、災害なとの理由で支払いが困難な場合は、猶予される場合があります。
そして、世界的に広がる新型コロナウイルスによる、特別な猶予や措置は現段階では発表されていません。
クレジットカード払いが可能な自治体もあります。
カード払いのメリットとデメリットを確認した上で、自分に合った支払い方法を利用しましょう。