(この記事は2018年11月に更新しています。)
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「ぺット可物件を借りたい」と思っているあなた。
もうネット検索していますか?
ペット可の賃貸物件、高いか安いかのどちらかの物件が多いですよね。
ペット可物件をお探しなら、押さえておきたいポイントを解説していきます。
目次
1.2種類のペット可物件
新築される賃貸物件の中に、はじめから「ペット可」の物件も増えてきています。
それだけ、ペットを飼いたい方や、飼われている方が多く、部屋を探す際に「ペット可」を条件に上げる方も増えてきているからです。
実はそのペット可の物件は大きく分けて2種類あるって知っていますか?
それは、今お話しした新築当初から「ペットを飼う前提」で建てられた賃貸物件と、もうひとつは、「不可だった物件をペット可にした」賃貸物件の2種類です。
ペット可物件は大きく2種類
■はじめからペットの飼育を前提し建てた賃貸物件
■ある時を境に不可からペット可になった賃貸物件
気になる、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。
2.はじめからペット可物件とは?
こういった物件は、設計段階からペットの飼育を想定して考えられた物件が多くあります。
「借りるのはそんな物件がいい!」
そう思うのはあなただけではありません。
では、具体的にどんな物件が多いのかをご紹介していきます。
2-1.メリットは?
必ずあるものというわけではありませんが、こんな設備を備えている物件があります。
■共有玄関前に、ペット用の足洗い場
■部屋のドアは出入りが自由にできるペット用の専用扉
■犬や猫などの足腰に負担がかからないように、考えられたフローリング
■防音強化
■傷つきにくいクロスや、下と上で張替えられたクロス
■考えらたコンセント位置
などがあります。
大切なペットのために、こういった配慮はうれしいですよね。
はじめから「ペット可物件」として、入居者を募集しているので、飼わない方もその条件をわかった上で入居しています。
なので、一般的に考えられるペットの鳴き声や騒音、臭いなどは承知の上の場合がほとんどです。
そのことで、常識的に飼育していればトラブルになることも少ないメリットがあります。
飼う方も飼わない方も、お互い気持ちよく生活できる環境は大切ですよね。
2-2.デメリットは?
設備が充実していれば、それだけ家賃も高くなります。
しかも、こういった物件が増えてきたのはここ数年のため、新築や比較的新しい物件が多く、そういった理由でも家賃は高めです。
まだまだペット不可の物件に比べると件数は少なく、選べる物件が少なくなります。
地域によっても差はありますが、他にもこだわりたい条件が多いと、なかなか希望通りには見つからない場合もあります。
3.ペット不可からペット可になった物件とは?
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こういった物件は実際にはよくあることです。
それは、管理会社や関わる不動産会社から大家さんに「ペット可にしませんか?」と提案する場合が多くあります。
その理由は
- 空室が目立つ
- 入居者がなかなか決まらない
などから、「ペット可」にすれば借りたいという方が増え、空室が減るからです。
しかも、条件を変更するだけで、費用がかからないので、提案する側も受ける側も気軽さがあります。
3-1.メリットは?
はじめからペット可の物件と比べたら、断然家賃は安くなります。
ペット可にするからといって、これまでの家賃をあげることはあまりありません。
※もちろん、家賃をあげてペット可にするといった強気な大家さんもいます…
毎月決まってかかる費用なので、押さえられるのはうれしいですよね。
家賃の設定はとても重要です。
3-2.デメリットは?
ペット不可だから入居している方もいるので、突然ペット可になり戸惑う方もいます。
これまで気にかけることもなかった、ペットの鳴き声や騒音、臭いなどが突然出てくるわけですから、受け入れられない方もいます。
※本来なら、現入居者に知らせる(場合によっては承諾を得る)ことで、防げるトラブルはありますが、そこまでされない大家さんもいるのが現状です。
ペット可にするために、ペット用の設備を備えるようリフォームすることは、ほとんどないでしょう。
そのため、特にこれといったペットのための設備はありません。
ただ、許可を得ることができれば、あなたの自己負担でできるものもあります。
3-3.物件を選ぶ際の注意点
ペット不可の時に入居した方の中には、動物のアレルギーがあって選んでいる方や、鳴き声が気になるから、犬や猫が好きではないからなどの理由で、その物件を選んだ方だっているでしょう。
それが、突然ペット可になって、隣からは犬の鳴き声、上の部屋からは部屋中走りまわる音などが聞こえるようになったら、それは気になりますよね。
大家さんや管理会社が、現入居者に承諾やお知らせができていればいいですが、必ずしもそういう物件ばかりではありません。
賃貸物件には、大家さん自身で管理し、入居者の募集を複数の不動産会社に依頼している物件もあります。
その場合は、部屋によって関わった不動産会社も違うため、条件の変更を大家さんがしっかり確認しお知らせする必要があります。
全ての大家さんがしてくれるかというと、難しい部分があり、突然ペット可になったら回避できないトラブルもあります。
もし、検討している物件が、不可から可に変更されたものであれば、上記内容をしっかり確認しておくことをオススメします。
3.まとめ
お役に立つ情報はありましたか?
はじめからペット可物件には、充実した設備があったりキレイで新しかったりする分、家賃が高くなってしまうデメリットがあります。
また、不可から可になった物件は、家賃もお手頃で借り換えしやすいメリットがある反面、設備や築年数、近隣トラブルなどのデメリットがあります。
近隣トラブルは、発展すれば大変なものです。
そのトラブルを防ぐためには、「現入居者が承諾の上での条件変更かどうか」の確認をすることがオススメです。
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