(2021.9更新)
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不動産検索サイトや各社のホームページにはたくさんの物件の画像や、動画まで載っていて、実際に内見しなくても
十分なほどの情報が掲載されています。
このコロナ渦でなるべく接触を控えたい、遠方で実際に見に行くことが難しい、忙しくてなかなか時間が取れない…
そんな方はもちろん多くいます。
ただ「内見」することでしかわからないこともあります。
- 内見する目的は?
- 内見にオススメの時間帯は?
- 内見に行けない!そんな時の物件画像の見方は?

目次
1.内見は必要?
不動産サイトを見ていると、見たいところ全てというほどの画像が掲載されている場合が多いですよね。
ここ最近は、部屋全体が360℃見渡せるパノラマ画像や、実際に部屋にいるかのような動画などがあるほど。
でも、掲載されている画像と違う部分があったら?
※アパート、マンションは各部屋の画像を用意しているとは限りません。例えば101と103の間取りが同じで、用意していた画像は101のみで、空いた部屋が103の場合には
101の画像を使用することがあります。それにはいろいろな理由がありますが、実際にまだ退去していない部屋を募集する時など写真を撮りにいけないこともあるからです。
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1-1.内見に行く時間帯は?
1番おすすめなのは、実際に部屋で過ごす時間帯に行くことです。
その理由は、あなたがその物件(部屋)で過ごす時間帯、近隣の様子やアパート、マンションの状況を知ることができるからです。
知ることができるのは、主に次のこと
■物件周辺の人通り
■帰り道の街頭などの明るさ
■部屋の日当たりや明るさなど
■自分以外の部屋の様子(人の出入りや騒音など)
ただ、夜に内見に行くことはほとんど無理でしょう。
それは不動産会社の営業時間外になってしまうからです。
その場合は、日中にしっかり内見し、夜に物件周辺を下見することがオススメです。
部屋に入ることはできなくても、物件周辺の様子や物件の騒音がひどくないか、人の出入りなどが確認できるからです。
この場合、不動会社に連絡する必要は必ずしもありません。
1-2.内見できなかったら?
進学や転勤ともなれば、遠方で必ず内見できるとも限りません。
他にも、”住みたいその日に住み始めること”ができても、”今は入居中で見ることができない”物件もあります。
そんな場合は、画像で確認するしかありません。
でも実際に物件の画像は、同じタイプの部屋が複数の場合、画像を使いまわすことがあります。
もちろん、同じタイプの部屋が10戸空室だろうと、1戸ずつ確認し写真を撮り、しっかりネットに掲載していることもあります。
が、残念ながら、全ての物件がそうとは限らないからです。
なので、あなたが借りようとしている部屋の画像なのか確認するのがおすすめです。
内見できなくても、外側からや、周辺の様子を見に行けるのであれば、是非行ってみてください。
2.物件写真は良く見える?
すごいカメラで撮っているわけでも、決して画像加工しているワケではないですが、「印象が良くなるような、良い感じの写真」を使用するのがほとんどです。
反対に、せっかくの物件が写真の撮り方次第でイマイチにだってなります。
「良い感じの写真」を撮るために、不動産会社が気をつけているのは、主に次のようなことでしょう。
2-1.撮影する天気や時間帯
部屋の画像が薄暗かったら、その物件は一瞬で飛ばしてしまいませんか?
ネット上で見ることができる物件数はとんでもない数なので、第一印象が良くなければ、その物件を詳しく見てみようなんて、思わない方が多いのではないでしょうか。
なので、部屋の明るさは重要で、その部屋に一番光が入る時間帯に撮影していること+付くもの全ての電気を付けて撮影しています。
例えば、東向きの部屋は午前中は明るくても、その後電気を付けなかればいけないくらいだったり、北向きの部屋は、どんなに天気が良い日でも1日中何となく暗かったりします。
物件画像だけで判断しないで、部屋の向きや、光を遮るような建物が隣にないか、しっかり確認しましょう。
2-2.広く見える部屋の写真
広く見えるように、部屋の隅から斜めに撮影しています。
他には、2部屋続いているようであれば、扉等を開けて撮ることで、奥行きも広がり部屋が広く感じるような写真になります。
実際に、扉等を閉めると狭かった、暗かった・・・なんてこともあるかもしれません。
3.他にもある「内見する」ことのメリット
借りたい部屋が決まると、必ず入居できるわけではなく「入居審査」があります。
その審査方法は、不動産会社や物件により違いがあります。

特に不動産会社や大家さんの判断で入居審査をする場合、実際に会った時の印象を判断材料のひとつにしています。
書類を見れば、家賃滞納やトラブルの心配はなさそう、ということはわかっても、どんな方なのかわからなのも不安なものです。
実際には、「内見なしは契約不可」としている不動産会社のもあるくらいです。
3.まとめ
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可能であれば、実際に内見し部屋を決めることが、失敗しない部屋探しのポイントのひとつです。
部屋の様子だけではなく、実際に生活した後に”予想外”にならないよう、物件全体の状況や、周りの環境を確認することで、回避できるトラブルもあります。
そして、ネット上で確認できる十分過ぎるほどの物件画像は、印象よく、よく見えるように”撮る工夫”がされていることがほとんどです。
入居日に初めて物件を見て、納得いかないとなっても、戻ってくるのは、敷金と先に払った前家賃、火災保険料や保証会社等の費用くらいです。
仲介手数料や礼金など返金されない可能性が高く、さらには早期解約の違約金が発生する場合もあります。
そうならないためにも、可能であれば、是非見て確かめた上で部屋を決めるのがいいのではないでしょうか。