初めてのアパート・マンション探しをされる方は、わからないことがたくさんですよね。
でも実際には、何も知らなくても、不動産屋さんに行ってしまえば、契約→入居ができてしまいます。
が、それではいい部屋探しなんてできません!
基本的な知識や情報を持つことが、失敗しない部屋探しのコツです。
この記事では、はじめての部屋探しをする方が、失敗しないための情報をまとめました。
不動産屋さんに行く前の準備~物件を決めるまでの流れに沿って、「部屋探しの基本」がわかる内容になっています。
1.はじめに決めることとは?
1-1.希望条件を決める
一番大事とも言えるのが、「家賃」です。
毎月払わなければいけないものだし、「家賃を支払ったら生活が成り立たない」なんてことになったら大変です。
ここは、しっかり決めていきましょう!
以前、「家賃は収入の3割程度」と言われている時代もありましたが、実はそれ、バブル期に言われていたことなんです。
今は、多くの方がその3割という家賃設定には、やっと生活している場合が多いというデータがあります。
なので理想の家賃は、収入の2割~2.5割程度に抑えれば、家計が圧迫されることも少ないでしょう。
次に絶対的条件とも言えるのが「場所」です。
○○区内、○○学区内、最寄りの駅は○○駅、駅から徒歩〇分、学校や職場まで○○分など、限定する条件の形が違いますが、「どこでもOK」などとはいかない方がほとんどです。
ただ、あまりにエリアを限定してしまうと、良い物件が見つからない場合もあるので、ある程度エリアは広げておくのがオススメです。
そして、場所の優先順位がどの程度なのかも、しっかり決めておくといいですよ。
「キレイで安く理想的な物件があれば、場所はあまりこだわらない」や反対に「どんな物件になってしまっても、絶対その場所じゃないとダメ」なのか、一度整理してみてください。
あとは「部屋の広さ」ですね。
1人暮らし用の部屋であっても、1Rと1LDKは大きな違いがあります。
どういった使い方をしたいかを考えるのも、部屋の広さ選びのポイントになります。

この3つが決まったら、こだわりを上げていきましょう。
1-2.こだわりの条件をまとめる
家賃や場所などの基本的な条件の他にも、あなたのこだわりたいところはどんなことですか?
例えば、2階以上、お風呂トイレ別、フローリング、敷地内駐車場、セキュリティー……
上げ出すとキリがない”こだわり条件”ですが、とことん上げてみましょう^^
そして、次にその条件を整理し、まとめていきます。
1-3.希望条件を整理する
基本的な条件、こだわり条件がたくさん上がったところで、絶対これだけは譲れない条件TOP3までを選びます。
部屋探しの際に、この3つの条件は外さず探してみてくださいね。
そして、その他たくさん上がった条件に、優先順位を付けていってください。
条件をしっかり決め、整理できている状態で、不動産屋さんに行くことで、営業マンの策略に流されることなく、自分主導で進められるからです。
あなたが迷っていると、「こんな感じは?」と、どんどん営業マン主導で提案され、もうワケのわからない状態になってしまう可能性があります。
2.必ず内見へ
紹介された中で、気になる物件は必ず内見しましょう。
十分過ぎるくらいの画像データや、近隣の様子もパソコン等で確認できることが多いですが、もし「この物件にしたい」というのなら、尚更です。
データからはわからない実際の広さや日当たり、周りの状況などを自分自身でしっかり確認した方が、「イメージと違った」などといった失敗には繋がりにくいものです。
内見が必要な理由を詳しく説明しています。

ただ、不動産屋さんにも繁忙期があり、引越しシーズンと言われる3月前後や、9月前後はその日の内見が難しかったりする場合もあり、内見だけではなく、窓口で相談すらできない場合もあります。
そんな時期は、確実に対応してもらえるよう”予約”するのがオススメです。

そして繁忙期は、次から次へと、空室がどんどん決まっていきます。
数時間前までは空いていたのに、”満室”なんてことも、実際にめずらしくはありません。
迷っている間に決まってしまうことがあるので、スムーズに内見するには、事前に準備しておくのがオススメです。

3.気に入った部屋が見つかったら?
「入居申込書」などを記入し、気に入った物件へ「入居の申込み」をします。
基本的に、とりあえずキープするような”予約”は不動産業界ではほとんどできません。
例えば、「両親に報告してから」や「駅まで実際に歩いてみてから」とか、「あの家具が入るのかだけ確認したい」などの、「○○に問題がなければここに決めます」というような予約であれば、認めている不動産屋さんも多いです。
ただ、繁忙期なら長くても当日中、それ以外の時期でも2~3日ならOKといったところです。
せっかく良い物件が見つかったのに、ちょっと保留しているうちに、別の方から決められてしまったなんて、残念なことにならないように、部屋探しに行くときは、事前にできる準備は進めておきましょう^^
無事、入居の申込が済んだら、「入居審査」があります。
審査と言っても、あなたの近辺と嗅ぎまわるようなものではなく、保証人へ確認の電話をしたり、勤務先の情報調べたり、大家さんと相談したりといったところです。
ただ、管理会社によっては、とにかく細かい書類審査があるところもあります。
審査方法は特に決まりはなく、管理会社や大家さんの判断、クレジットカード会社へ加入(家賃の支払い)や家賃保証会社の審査などで判断されることがあり、その審査がNGであれば、入居を断られる場合もあります。

そして、この審査が通れば、あとへ入居へ向けて、契約をいつにし、入居はいつからか、などと話が進んでいきます。
この後のキャンセルは、基本的にすることができません。
もしどうしても、やむを得ない事態になった場合は、早めに担当者へ連絡しましょう!

4.まとめ
はじめて部屋探しをする際の流れや注意点について、まとめました。
入居してからのトラブルを防ぐためにも、最初の物件選びはとても大切です。
■希望の条件をしっかり決める
■条件に絶対譲れない条件TOP3を決め、他の条件には優先順位をつける
■内見は必ずする
■スムーズに内見できるように準備をしておく、あったら便利なものを用意する
■気に入った物件があったら、すぐ申込みできるように準備をしておく
これが部屋探しのコツです。
このコツさえつかんでおけば、きっといい部屋探しができるはずです。
この後の入居までコツを、また別にまとめてご紹介していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^