賃貸の物件資料を見ていると、よく目にする「ベランダ」「バルコニー」
内見に行き、実際に見て確認できれば、ハッキリ言って”ベランダ”でも”バルコニー”でも、その呼び方はどっちでもいいですが…
でも、その違いを知っていれば物件の見方も変わってきます♪
この表示については、不動産屋に入社して、物件資料を見ていて、疑問に思ったことのひとつです。
同じような感じでも、実は違う「ベランダ」と「バルコニー」
今回はベランダとバルコニーについてまとめました。
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1.ベランダ、バルコニーの違いは何?
大きな違いは屋根があるかないか。
簡単には、ベランダは屋根あり、バルコニーは屋根なしの、建物の建物の外側についたスペースのことです。
伝わるように画像を用意しました^^
これがベランダです。
次はバルコニーです。
どうでしょう?わかりましたか?
では、それぞれについて詳しく^^
2.ベランダとは?
「ベランダ」とは実はポルトガル語で、直訳すると「建物の外に張り出した部分」という意味があるそうです。
そして、その張り出したスペースは人歩くことができること。屋根があることがベランダの特徴です。
3階のベランダは、2階のベランダの屋根になっていますよね。
それがベランダといったところです。
そのため、スペースが限られてしまうことが多く、あまり広くない場合が多いですが、屋根付きなので、雨の日に洗濯ものを干すことができます。
他にも、非常用階段が設置されていたり、隣のベランダとの間には、簡単に破ることのできる仕切りが使用されていたりと、避難経路として利用されることも多いのも、このベランダの特徴です。
そのため、ベランダはアパートやマンションの共用部分として扱われ、万が一の際の逃げ道は確保しておく必要があります^^
【ベランダ】
☑建物の外に張り出したスペース
☑屋根付きなので、雨の日も洗濯物を干すことができる
☑避難経路として利用されている場合は、逃げ道の確保が必要
3.バルコニーとは?
「バルコニー」は、今度はイタリア語です。建物の外に張り出した手すり付きの屋根のないスペースという意味になります。
海外の映画によく出てきそうな、おしゃれな感じですね。
そして、この手すりの高さは、建築基準法で決められていて110m以上の高さのものが必要になります。
※110mというと、うちの小1の子供よりも低い高さになります。
「危ない」と判断できる年齢になっている場合もありますが、小さいお子さんのいる家庭では、十分な注意が必要です。
他には、屋根がある必要がない分、スペースを広く取っている場合が多いのもバルコニーの特徴です。
ベランダに比べ、日当たりが良いことも多く、ガーデニングや家庭菜園を楽しんでいる方も多いようです。
※もちろん、ベランダで楽しむこともできます!
ただ、水やりの際は下の階にかかってしまうこともあるので、トラブルにならないためにも注意しましょう。
【バルコニー】
☑屋根のない屋外へ張り出たスペース
☑手すりがある、転落防止の配慮が必要
☑屋根がないため、日当たりが良い
☑ベランダよりも広めに作られている場合もある
ベランダとバルコニーの大きな違いは、「屋根のありなし」ですが、賃貸物件の間取りを作成するのは、必ずこの違いがわかっているスタッフとは限りません。
正直私も、入社してすぐ、違いについては特別疑問に思っていなかったこともあり、なんとなく古そうな感じの建物は「ベランダ」、洋風なおしゃれな感じの建物は「バルコニー」なんて表記していたこともあります(・・;)
そしてその図面が、大家さんや他の不動産屋さんにも、出回ることもよくあるので、必ずしも「物件の間取り図」が合っているとは言い切れないんです。
これは、ベランダ・バルコニーの表記に限らず、ということです。
そういった面でも、必ず内見は必要です!

4.ベランダ・バルコニーの活用方法
避難経路になっている場合は、逃げ道を確保することが必要です。
その場合は、逃げ道をふさがないように上手に活用してくださいね^^
4-1.プランターで家庭菜園
狭いスペースでも育てられるものがたくさんあります♪
いろんな料理にも使える長ネギ。スーパーで買ってきたもの根の部分を水や土にさしておくと、立派に育つそうです。
ミニトマトも家庭菜園の王道ですね^^
他にもバジルも一株あれば、十分な量の収穫が可能です。
我が家で育てた2株のバジル、とてもすごい量の葉っぱでした^^;
他にも、収穫まで短期間が魅力なラデッシュも、小さめのプラン―で栽培可能です。
4-2.バルコニーでDIY
ウッドパネルを敷き詰めたり、室外機カバーを使用したりするだけでも、印象がガラっと変わります。
いろいろな工夫がされているブログをご紹介しますね^^
こんな感じで、自分好みに活用するものいいですね^^
4.まとめ
ベランダとバルコニーの大きな違いは、屋根があるかないかです。
天気を気にせず、洗濯物はベランダに干したいと考えている方は、ベランダ付きの物件。
そして、日当たりが良いスペースで、ガーデニングを楽しみたいというは、バルコニー付きを探してみるのもいいですね^^
それぞれに、避難経路を確保や、転落防止の配慮が必要な場合があります。
物件資料の図面だけでは、実際のところはわからない部分でもあるので、内見の際に確認してくださいね。
ベランダとバルコニーの違いを知っている方は、それほどいません。
不動産屋さんで驚かれるかもしれませんね(笑)
この情報が、物件探しのお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^